梅雨が始まるまでに
わたしは彼に言った。

「自分の事で精一杯だからほかの人の事を考えたりするなんてできないよ。自分の事すら好きになれないのに誰かを好きになったりするなんて….」

すると彼はこうは応えた

「大切なのは一般的な幸せではなくて、あなたが何を幸せと感じるかでしょ?
幸せまで他の人と比べるのなら、あなたにとって生きることは他人との優劣できめていくの?違うでしょ?今のままでの楽しいことに目を向ければいいんだよ」

そういわれて今まで世間一般的な幸せにばかり目を向けていたことに気づいた。

それからは、自分にとっての幸せについて考えることにした。

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