こいつ、俺の嫁。ーAnother my wife storyー
「…なに?そんなに見られると穴開きそうなんだけど」
「この前から尋人さん未来のこと呼び捨てにしてるけど、もしかして二人付き合っ……」
澪の爆弾発言に慌てて澪の口を塞いだ。
勢いよくやり過ぎて鼻まで覆ってしまって、澪が呼吸をしようともがいてる。
「…それ以上言ったらいくら澪でも息の根止めるわよ?」
「……でも未来センパイ、尋人さんのこと好きですよね?」
「なっ!?桃子…!?」
澪の口を封じたのにいつの間にか隣にはバレー部マネージャーの桃子がいて作戦は失敗に終わる。
驚いて澪から手を離し、その澪から「あたしが呼んだ~!」と自首してきた。
なんであんな昔のことを思い出した日に限ってこんなこと言われなきゃいけないの……
「というか否定しないってことはそうなんですね~」
「……っ」