なくしもの~見つけてくれた彼らと~
出逢い
「んー何?」

電話の着信音で起こされた私は、まだ眠い目をこすりながら電話に出た。
すると、電話の向こうから聞こえてきた大声。

「何?じゃない!今何時だと思ってんの!?メールも既読つかないし!」

メール?寝てたから全然気づかなかった。

「今…何時?」

「11時!もう授業始まるから一旦切るけど、昼休みまでには来ること!!」

「ん」

11時って…思ったより寝ちゃってた。
とりあえず今は、用意しよっと。
昼休みまでに行かないと色々怖いし。
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