もう離さないでね
1章
春とチャラ男
高校2年生、4月__
少し肌寒い感じは冬だけど、辺りには桜の木が立ち並んでいる。
学校へと続く坂道を歩いていく。
あたし、有村結愛は今日から高校2年生。
モカブラウンのロングの髪をなびかせながら、正門へと近づく。
「ゆあー!」
私の親友の椎名美桜。
高校1年生のとき、声を掛けてくれたのが美桜。
そこから毎日一緒にいるようになった。
『あ、美桜だぁ』
「ねぇ、掲示板みた?」
少し肌寒い感じは冬だけど、辺りには桜の木が立ち並んでいる。
学校へと続く坂道を歩いていく。
あたし、有村結愛は今日から高校2年生。
モカブラウンのロングの髪をなびかせながら、正門へと近づく。
「ゆあー!」
私の親友の椎名美桜。
高校1年生のとき、声を掛けてくれたのが美桜。
そこから毎日一緒にいるようになった。
『あ、美桜だぁ』
「ねぇ、掲示板みた?」