もう離さないでね
聖那の腕を引っ張る。

「ふふっ青春ねぇ。いってらっしゃーい!」

お母さん元気すぎ。

『ごめんね?うるさくて』

「気にしないよ。幸子さんだっけ?似てるね」

ええ、そう?

まぁ親子だからそりゃ似るよ。

『…ありがとう?』

「ははっそこ疑問形なんだ?」

ふわっ

あ、またいい匂い。
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