へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目
「あんたは、リーダーでしょ!」
「はい……」
「雅のトークの時のフォロー、
もっと……」
その時、マトイに遮られた。
「っつかさ、
茶番はもう良くねぇ?」
ズボンのポケットに手を突っ込み、
マトイはあきれ顔。
春輝なんか。
「そうだよ、はすみん。
もう僕たちに、
本性、丸裸にされちゃいなよ」
と、綾星に怒鳴ろうとした私の口を
癒し系笑顔で塞いできた。
「茶番って?」「本性って?」と、
首をかしげる雅と綾星。
「蓮見の奴、俺たちのこと
7年間だましてたわけ」
マトイ、ばらさないでよ!
「はすみんはね、僕たちの前で鬼を演じてって、
社長にお願いされていたんだよ~」
春輝、ダメ押しやめて!