へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目

「雅も綾星も、あまりに騒いでばっかいると。
 ライブ中にステージから、
 突き落とすからな」



「ちょっとマトイ、
 恐ろしいこと言うのやめてよ」



「みやちゃん、大丈夫だよ。
 落ちたら、お城の屋根の棒に突き刺さって、 
 地面には落ちないから」



「春輝ぃ。
 俺をくし刺しにしたいわけ?」



「春輝って、
 可愛い顔して恐ろしいこと言うよな。マジで」



「だって、
 あやあやと、みやちゃんを怖がらせるの、
 楽しいんだもん」



 3人の笑い声が心地よくて
 俺の心を癒してくれる。



「マー君。
 幸せ感じてる場合じゃないでしょ?」



 はッ!


 春の奴に、バレてたか。

 俺、すっげー緩い顔して
 笑っていたのが。



 ハズい。すっげーハズい。

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