へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目
アミュレット沼へ
璃湖side
☆璃湖side☆
ふ~。
今日も、なんとか乗り切った。
ただ今の時間、夜の9時半。
劇団の衣装部屋の電気を消し、
「お先に失礼します」と、
劇団のみんなに笑顔を送り、私は家路についた。
今日が、マトイ君と合同稽古の最終日だった。
今日も、前回も。
私はマトイ君と、一切話をしていない。
挨拶程度に、視線を絡めただけ。
自分の出番以外は、ずっと衣装部屋に籠っていた。
マトイ君に会うのが怖い。
声を聞くのも。
笑顔を向けられるのも、ものすごく怖い。
だって。
マトイ君にズブズブはまりそうで。
大好きになって、抜け出せなくなりそうで。
私は恋なんて、絶対にしちゃダメなのに。
ふ~。
今日も、なんとか乗り切った。
ただ今の時間、夜の9時半。
劇団の衣装部屋の電気を消し、
「お先に失礼します」と、
劇団のみんなに笑顔を送り、私は家路についた。
今日が、マトイ君と合同稽古の最終日だった。
今日も、前回も。
私はマトイ君と、一切話をしていない。
挨拶程度に、視線を絡めただけ。
自分の出番以外は、ずっと衣装部屋に籠っていた。
マトイ君に会うのが怖い。
声を聞くのも。
笑顔を向けられるのも、ものすごく怖い。
だって。
マトイ君にズブズブはまりそうで。
大好きになって、抜け出せなくなりそうで。
私は恋なんて、絶対にしちゃダメなのに。