へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目
バスガイドになりきっている春輝。
「この緑の物に侵されたジャングルは、
みやちゃんの部屋だよ」
と、にんまり笑顔。
「雅くんは、緑が好きなの?」と、首を傾げた蓮見に。
「変……ですよね?」と、雅の弱々しい声が続く。
「雅くんの好きなものに、囲まれているんでしょ?」
「そう……ですけど……」
「すっごく良いと思うよ。私も真似したいくらい」
目がなくなるくらい、心から微笑んだ蓮見を見て。
雅の奴、すっげー嬉しそう。
あいつ子供の頃から、
蓮見の顔色を伺って、ビクビクしていた割に。
マネージャーの言うことに従えば夢は叶うって、
絶対的に信頼していたからな。
綾星と春輝の部屋は、
ドアをサラッと開けただけで終了。