へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目
なんだよ、それ
◇◇◇
次の日の夕方。
ダンスレッスンのために
俺は春とスタジオに来た。
「みゅうみゅうね
モンブラン作ってきてくれたんだよ」
朝から聞かされ続けている
クリスマスのラブラブ話。
興味ねぇって意思を顔に貼り付け
「良かったな」
そっけない返事だけ、なんとか返す。
「マー君も思うでしょ?」
「は?」
「みゅうみゅう、可愛すぎだって」
思わねえよと、心の中でつぶやくも
口は閉じたまま。
だって、春の奴。
俺がウサギの悪口を言うと
すっげー不機嫌になるから。
唇を突き出して。ムッとした顔をして。
ウサギの可愛さを
ひたすら俺に説明してくるから。
別にいいだろ?
お前の彼女の可愛さなんか
俺がわかってやらなくても。
いつの間にかスタジオに来ていた綾星と雅。
クリスマスの胸キュン話大会に
加わってきて。
俺は自分の存在を消しながら
ルンルン声が飛び跳ねる場所から
逃げ出した。
次の日の夕方。
ダンスレッスンのために
俺は春とスタジオに来た。
「みゅうみゅうね
モンブラン作ってきてくれたんだよ」
朝から聞かされ続けている
クリスマスのラブラブ話。
興味ねぇって意思を顔に貼り付け
「良かったな」
そっけない返事だけ、なんとか返す。
「マー君も思うでしょ?」
「は?」
「みゅうみゅう、可愛すぎだって」
思わねえよと、心の中でつぶやくも
口は閉じたまま。
だって、春の奴。
俺がウサギの悪口を言うと
すっげー不機嫌になるから。
唇を突き出して。ムッとした顔をして。
ウサギの可愛さを
ひたすら俺に説明してくるから。
別にいいだろ?
お前の彼女の可愛さなんか
俺がわかってやらなくても。
いつの間にかスタジオに来ていた綾星と雅。
クリスマスの胸キュン話大会に
加わってきて。
俺は自分の存在を消しながら
ルンルン声が飛び跳ねる場所から
逃げ出した。