へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目
『なんで……雪城さんを?』
『俺の、罪滅ぼしかな。一応』
『罪って……?』
『3年前くらいかな。
アミュレットのデビューの話が、本社で出たんだよ』
知らなかった。 そんな話。
『それを白紙にしたの、俺だから』
『え?』
『だって、璃湖ちゃん。
会う度に、僕からのプロポーズを
断り続けてるでしょ?』
『そんな……理由で……』
『どうする?今なら間に合うよ。
彼氏さんと別れて、俺にしなよ。
アミュレットのマネージャー
続けさせてやるからさ』
『副社長とは、お付き合いできません』
『それなら璃湖ちゃんは、
ゾルックのマネージャーになってもらおうかな』