あの~、恋ってどう始めるんでしたっけ?
その夜。昼間のラインに返事をした。

【そんな風に見てくれていたなんて、ちょっと嬉しいし、恥ずかしいです。とりあえず、友達としてしばらく付き合ってくれますか?】
ドキドキ。どんな返事が来るかな。しばらくして、着信音。

【もちろん!僕は次のステップに行けるって信じてるけどね。とりあえず、だけど、今度の土日は空いてる?どこかに行こうよ】

【土曜、日曜、両方空いてます。雅紀さんは?】

【僕も(笑)とりあえず、2日とも天気がいいみたいだから。1日はドライブしようよ。どこか行きたいところある?もう1日は、一緒にDIYしてくれる?】

【もちろん。じゃあ、土曜日、新江ノ島水族館に行きませんか?私、お弁当作ります。DIYは何作るんですか?】

【お弁当かぁ、嬉しいな。水族館、いいね。リコッタパンケーキの食べられるbills 七里ヶ浜店に行かないか?だから、お弁当は軽めにね!DIYは、とりあえず、秘密】

【了解!楽しみにしてます」

「僕もだよ」

男の人の友達って初めてだからドキドキする。和哉のときは、いきなり告られて恋人になったから、そういうステップ踏んでないんだよね。

でも、友達と恋人の境界線ってどこにあるのかな~?私は、恋を始められるのだろうか?

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