【完】囚われた水槽館~三人の御曹司からの甘美な誘愛~

「もしかしたらまりあが春太さんの孫娘って事を改めて言うのかもねぇ。
でもさ、まりあは何も心配しなくっていいからね?俺達がまりあを守るし
横屋敷家の人間は確かに嫌な奴が多いけど、俺達が味方だからね!」

悠人さんの言葉は心強い。 そこに電話を終えた朔夜さんが戻ってきて、何をヒーローめいた事を言ってやがる、と悠人さんの頭を軽く小突く。

横屋敷家の人間に会うのは、気が引けた。

けれどそうやって言ってくれる悠人さん達が居るから、自分は一人ではないと思えたんだ。

―――――



「スキンケアはメイクよりも大事なんだ」

「でも面倒臭くってついつい忘れちゃうんですよねー…」

「せめて化粧水と乳液は塗っておけ。 今からやっておかないと10年後に後悔するぞ?」

「そんな先の事まで考えきれないですよ…。それにこれってすっごく高い奴ですよね?!
有名な女優さんがCMしてるやつ!」

「それは俺の会社の製品ではないが、とても良い物だ。」

「普通自分の会社の商品を勧めませんか?!」

「いいから顔を貸せ。正しいスキンケアの方法を教えてやる」

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