パリで出逢った ソウルメイト
空港から1時間半かかっておばあちゃんの老人施設に到着した。

「アンヌママ!Bonne anne'e! 《ボナネ》今日は、みんなで来たわよ! 元気だった?」

「アンヌおばさん、良介だよ Bonne anne'e! 」

「アンヌおばあちゃん! リサだよ!Bonne anne'e! 《ボナネ》 」

「アンヌおばあちゃん、お久しぶりです。
岡田 優一です。 お元気ですか? 」

「あら〜 みんなBonne anne'e! 《ボナネ》私はとても元気よ! 
来てくれてありがとう!
あら、子供達はどこに行ったのかしら? 」

4人は、顔を見合わせた。
「子供達ってどこの子? アンヌママ。」

「あなた達が来る少し前にね、
小学生くらいの男の子と幼稚園くらいの男の子とヨチヨチ歩きの女の子と手を繋いで部屋に入って来てね、
"今ねー、ママとパパがおばあちゃまのところに来るよ!"
って言ったの。
するとヨチヨチ歩きの女の子が転んで泣き出しちゃって、
小学生くらいのお兄ちゃんに抱っこされて部屋から出て行ったのよ。
すると、幼稚園くらいの男の子も 
"お兄ちゃん、待って!" って出て行ったのよね。
とても可愛い子供達だったわ。」

 
「そうだたったのね!もしかしたら部屋を間違えたのかしらねー?」

「そうかもしれないわね!歳は取りたくないわ!」

「そうだ!アンヌママ! 
今日は、リサの将来のダンナ様を連れて来たのよ」

「アンヌおばさん、オレの甥っ子の優一なんだ。
さあ、優一、リサ、」

「アンヌおばあちゃん、子供の頃お会いした岡田 優一です。 
リサさんとお付き合いしてます!」

「おばあちゃん、私の恋人の優一さんよ。よろしくお願いします。」

「あら〜、リサに恋人!何て良い日なんでしょう。
リサ、いつまでも 仲良くね!
優一君、リサを守ってあげてね。」

そのあとは みんなでおしゃべりして老人施設をあとにした。

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