パリで出逢った ソウルメイト
電話を切ってからも優一さんの事を考えていた。

あのカトリーヌおばさんの誕生日パーティーの優一さんは映画俳優のようなイケメンで、
オーダーメイドのスーツにピカピカに磨かれた革靴
素人の私が見ても高級そうな腕時計。

洗練された大人の男性だった。

でも私のびっくりした顔に笑い転げている姿や帰り道で話しをしてくれた優一さんの苦悩……

確かに 私より年上の男性なんだけど…
イケメンとか良介おじさんの甥っ子とかそういう事とは関係なく
ただ…ただ…
何故かわからないけど私は彼に惹かれている。
心が温かくなって安心して頼れる。

なぜだろう?

優一さんは私を裏切らないと信じれる
頭では わからないけど…
心がわかっているんだと感じた。

見えない魔法で私が蚤の市の優一さんに引き寄せられたのかもしれない。 
私の心は優一さんが好きだと刻まれたみたい…

でも大学生の私なんか相手にされないだろう。

でもこれから始めるバイトで優一さんに会えるのが嬉しい。
私の片思いには蓋をしてバイトで役に立つよう頑張ろう!
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