パリで出逢った ソウルメイト
「まぁ、よその社長達に紹介するだけだからそこから先は、クローバー商事さんが頑張って下さい。 よしビジネスは、ここまで!

ねぇ、さっきから気になってしょうがないんだけど、優一君!
その段ボールはもしかして〜もしかして〜
ネコえモン?」


「ハイ!実家の母に頼んで送ってもらいましたが本当に汚いですよ!
約束の目覚まし時計も入ってますよ!」


ジャン社長は、またまた興奮気味に
「本当! 開けるね!わあおう!
レアな目覚まし時計に〜えっ!廃刊になったマニアが泣いて喜ぶ 雑誌もある!
ネコえモンの新しいぬいぐるみにタオルなんかも入ってるよー! 
わ〜い!わ〜い! ヤッタ!
始めから、良介じゃあなく優一君に言えば良かった〜。」

「あのー、こんな壊れたら目覚まし時計で大丈夫ですか?」

「これこそ、レアグッズなんだよー!ありがとう!
あ、納品日決まったら、電話してね!
ありがとう 優一!」

「いえ、また、お電話して伺わせていただきます。
それでは、失礼します。ジャン社長。」

ニコニコ顔のジャン社長は、支店長と優一に手を振って、段ボールからグッズを出しては、感嘆の雄叫びをあげていた。

支店長と優一は、オフィスに戻った。

「スーパー・ロベールの契約取れたぞ!
しかもフランス小売店の組合員さんに紹介してくれるっていう大当たりのオマケ付きだ!」

優一は、ホッとしたが、
何とかして小売店組合員の社長さん達の店舗とも契約したいと考えていた。

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