パリで出逢った ソウルメイト
「パパ!ママ! 優一さんが来たよー!」

「優一です。 お邪魔します。」

「ああ、いらっしゃい。さあ、中に入って。」

「お疲れ様。到着してすぐ仕事なんて疲れてたでしょう。」

4人でリビングに入るとソファーに座る前に床に正座した優一さんは、
「お義父さん、あ義母さん、この度は、リサさんとの交際と同棲をお許し下さり、
本当にありがとうございました。
心から感謝しておりますありがとうございます! 

つまらないものですが、これは私からで
こっちは、実家からです。」
と床に手をつきお辞儀をした。

体を起こしてから手土産を前へ出した。


栄太は、こんなに真剣に挨拶する優一をみて、良介が以前言ってたように岡田家の男は、真面目で一途なんだと安心した。
エマも優一は、本気でリサを愛してくれていると感じた。
空港の到着ゲートから出てきた2人の姿からも、優一ならリサを幸せにしてくれると思っていた。


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