パリで出逢った ソウルメイト
「うん。それそれ。 はい。お義父さん。」

「佐々木さんのお土産を横取りしてすまない。」

お義父さんは、包装紙を破き箱からストームグラスを出した。

私が買ったのは、涙型をしたストームグラスだ。

お義父さんは、初めて見たようで優一さんから説明をうけながら
じっくりストームグラスを見つめて考えている様子だった。

そのストームグラスは、優一さんちの玄関に飾る事になった。

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