パリで出逢った ソウルメイト
食事も終わり、女性チームは片付けを担当し
男性チームは食後のデザートとお茶を用意していた。

女性チームのケーキとお茶はダイニングテーブルへ男性チームのお茶はリビングへ

良介おじさんがあっという間に用意してくれた。

優一は、リサと付き合うには外堀を完全に埋めなければいけないと考えていた。

今までのリサとの会話からも嫌われていないと思うし……
ふぅ〜勇気を出して頑張るぞ!

「改めて、おじさん2人にお話があります。
あのー凄く突飛な話しでびっくりする事です。
まだ本人にも話してませんし確認もしてませんが
実は…僕はリサさんに惚れてしまいました!

僕をもっと知ってもらってから結婚を前提に付き合いたいとリサに伝えようと考えています。

リサと話してると心が温かくなってヤル気が湧いてくるんです。
そして何より僕を、
岡田優一というオレをきちんと見てくれるんです。

……どう表現したら良いかわかりませんが…
リサは、僕にとって特別なんです。
ですからクローバー商事のアルバイトを通してもっとお互いの距離を縮めたいと思っています。

まず、栄太おじさんと良介おじさんには
こういう気持ちでいるオレとリサが付き合う事を認めていただきたくお話しました。
もちろん、リサに断られたら諦めます……」

栄太と良介は顔を見合わせた。

良介としては優一も良い子だしリサも良い子だ出来れば栄太に許可して欲しいと思った。

「優一君、リサを好きになってくれてありがとう。
俺が言うのも何なんだけど…
リサは本当に良い子です。

僕なりに子供の頃からの優一君を知ってるからどんな性格かもわかってるし良介を通してだけど、
大学時代からクローバー商事の後継者として努力し頑張ってる君のことも知ってる。
 きっとこれからのクローバー商事は大企業になるだろう。

君がリサと結婚しても嫁の実家からの経済的支援なんてしてあげられないよ?
それに圭介にいちゃんがリサを認めてくれるかな」

「僕は親父がたとえ反対したとしても、
何度でも許してもらえるまで頭下げる覚悟です」
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