パリで出逢った ソウルメイト
「パパとエマも一緒に行って良いか?
リサの大学を見ておきたいからな。」

「うん。一緒に行こう!」

3人で大学へ向かう。学内に入り卒業証書を受け取ったが、パパは、え〜これで終わり?
と言うくらい大学卒業は本当に呆気なかった。

学内を散歩しながら久しぶりに親子でワイワイと話をし、近くのカフェに入ってお茶を飲む事にした。

「なぁ、リサ、結婚したら…優一君や、圭介さんと美紀さんを大切にするんだぞ!
それとな、新婚旅行の後も暫く2人は、
パリの生活だろうけど、

来年、お前たちが帰国してからになるが、アンヌおばあちゃんのアパルトマンを売ろうと思っているんだ。
パパとママで話し合ってな、決めたんだ…。」

「そっかあ、すごく寂しいけど仕方ないよね…」

「ゴメンねリサ。ママも寂しいけどそう決めたの…」

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