パリで出逢った ソウルメイト
笑っている間にパリ市内に入ってきた。

クリスマスイルミネーションでいつもよりキラキラとライトアップされた凱旋門を通り。

おじさんはエッフェル塔の近くも走行してからアンヌおばあちゃんのアパルトマンに着いた。

「到着! リサ荷物運ぶの手伝うぞ。」

「大丈夫。2人で運べるから」

「はい。大丈夫です。
こう見えて空手の有段者ですし。」

「えー! 空手!すごいなー
リサも師範だし美咲ちゃんも有段者かぁ。
人は見かけによらないなあ。」

「リサ、夕食は優一君も一緒よ。
荷物置いたら美咲ちゃんと来てね待ってるわよ」

「うんわかった。じゃあまた後でネ」

パタンと車のドアを閉めて車を見送った。

「美咲、このアパルトマンがおばあちゃんのアパルトマンなの。
今は、老人施設に入ってるから私が住まわせてもらってるんだ。」

「リサ、この建物って荘厳な建物だね。
リサがパリのセレブなお嬢様に見える!」

「何、変なこと言ってるの。
確かに古い建物なんだけどね。
さっ入ろう。
荷物を片付けてシャワーしておじさん達の家に行こう。」

「ねぇリサ、こういう招待されたディナーって何を着れば良いの?」

「家族で夕飯食べるだけだから普段着で大丈夫。
私もセーターにスキニーだよ」

「了解! だってさ全てがセレブに見えるからさ。
よし順番にシャワー浴びて、準備開始!」
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