パリで出逢った ソウルメイト
「次は、リサのホッチキスね。何でも言ってみて」

「はい。私は数年前から芯なしのホッチキスを使っていて…
昨日見たお店の人は芯のあるホッチキスで書類をとめてたの…
私は、美咲とは逆で〜
フランスで芯なしのホッチキスを広めたいと思いました。

ヨーロッパでは環境問題に凄く関心があるから、
文房具でも話題になれば売れると思ったの。

冬休み前に大学の教授にたまたまホッチキスを貸したら、ビックリされて凄く興味を示してた。
どこに売ってるか聞かれたんだけど、日本のメーカーの物で日本で買ったと話したら買えない事を残念がってたの。

良い商品だし芯を補充する必要ないから、フランスの会社や一般の人にも人気が出るような気がしたの。」

「芯なしのホッチキスかあ〜
確かに会社の備品でも日本の企業も少なくかもな。
リサの言う通りヨーロッパは環境問題には凄く関心高いから何とかしたいなぁ。

2人とも協力してくれてありがとう!
明日から企画案を練って書類作るわ。」


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