パリで出逢った ソウルメイト

マルセイユの年越し

私達は交互にシャワーを浴び、
今日買ったばかりのボディクリームを塗りドレスを着る前に化粧する事にしたのだが、

「ちょっと!リサ〜なんで化粧品がこれしかないの!  
パーティーなんだから、いつものメイクより華やかにしなきゃ!
そうだ! 私がリサを変身させて
優一さんをビックリさせてあげる。」

「え〜、あんまり目立ちたく無いんだけど…」

「何言ってんの! パーティーだよー!
私がリサを飛びきりの美人な大人の女性にしてあげる!  
さあ、さあ、ここに座って!」

あっという間に 美咲は私に化粧を施してくれヘアアイロンでウェーブを作ってからドレスに合うように素敵にヘアーアレンジしてくれた。

「リサ。出来たよ!
ちょっと手を加えただけなのにモトがいいからここまで綺麗になるとは!」

「美咲〜、プロみたい〜これが 私?
こんな本格的なメイク初めてだから変じゃあない?
大丈夫? 派手すぎない?
私じゃないみたいで……恥ずかしいなぁ」


「リサ、大丈夫!すごく綺麗だよ。
普段もめちゃ上品で綺麗だけど、
今日は私がメイクしたから、特に素敵な女性に変身しましたよ!
ヤバイ! 時間無い。私も自分の化粧するね!」

あっという間に自分のメイクを終わらせた美咲。
私にはわからない裏ワザがあるらしい。

密やかに私は、優一さんから"綺麗だな"と思われたいという自分がいた。

レストランの予約した時間になり2人で部屋を出た。




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