友達から恋人になる方法
呆れながらもちゃんとアドバイスするゆうは、すごいと思う。


でも、私はそんなに優しくない。


このままじゃ、由依がかわいそう。


「私も、自分で決めたらいいと思う。でも、望が迷ってる間に由依が別の人に告白するかもよ?ちょうど、1週間後にはバレンタインだし」


匂わせておいた。


これで、望が少しでも焦ればいいんだけど。


「え、マジ?」


お、いい感じ。


「どうかな?」


笑って言うと、望は本気で焦りだした。


「え、それは困る」


ゆうは、私の言葉に色々察したんだと思う。


「困るんなら、言えばいいんじゃない?明日にでも」
< 169 / 218 >

この作品をシェア

pagetop