友達から恋人になる方法

「ねえ、ゆう、誕生日、何欲しい？」


望の告白決行の日。


私とゆうは、広い図書館の中のベンチに座ってお昼ご飯を食べてる。


2人ともお弁当。


「なんでも嬉しい。なるがいいと思ったものちょうだい？」


「えー！1番困るな」


悩む私を見て、ゆうは笑う。


笑った時のゆうって、いつもの包んでくれるお兄ちゃん感がなくなって、年相応の男の子って感じがする。


「ゆうは、なんで私にブレスレットくれたの？」


すごく気に入って、休みの日はいつも付けてる。


「ブレスレットを送る意味って、自分の元から離さない。つまり、独占欲かな」