友達から恋人になる方法
「なんで出てきたの!?」


抱きとめてくれたゆうは、怒ってる。


「ゆうに、会いたかった、から」


そう言うとゆうは、一瞬ため息をついて拓に言った。


「お姉さんの部屋、案内してもらってもいい?」


私を部屋に運び込むつもりらしい。


「こっちです。姉ちゃん、悠馬さんの名前聞いた瞬間飛び出してったからな」


呆れた様子の拓は、ゆうを私の部屋に案内する。


「ここです。俺と理玖は、下の部屋にいるんで、なんかあったら言ってください」

そう言うと、拓はリビングへ行ってしまい私とゆうの2人きりになってしまった。
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