友達から恋人になる方法
「ゆう……っ」
私の涙が止まるまで、ゆうは頭を撫で続けてくれた。
「あ、もう一つ、渡さなきゃ」
一通り泣くと、すぐに切り替える。
ゆうから離れると、小さい箱を手渡した。
大きさよりも多少重い、小さな箱を。
「誕生日、おめでとう」
「ありがとう」
笑って渡すと、ゆうも笑ってくれる。
「開けていい?」
「もちろん!」
ゆうがリボンをほどいて取り出したのは、腕時計。
どんなのが好きなのかわからなかったから、シンプルでいつでも使えそうな物にした。
「ゆうって、あんまり時計してるイメージないから、それ、付けててくれたらなって」
私の涙が止まるまで、ゆうは頭を撫で続けてくれた。
「あ、もう一つ、渡さなきゃ」
一通り泣くと、すぐに切り替える。
ゆうから離れると、小さい箱を手渡した。
大きさよりも多少重い、小さな箱を。
「誕生日、おめでとう」
「ありがとう」
笑って渡すと、ゆうも笑ってくれる。
「開けていい?」
「もちろん!」
ゆうがリボンをほどいて取り出したのは、腕時計。
どんなのが好きなのかわからなかったから、シンプルでいつでも使えそうな物にした。
「ゆうって、あんまり時計してるイメージないから、それ、付けててくれたらなって」