友達から恋人になる方法
公園に着くと、ゆうがブランコに乗っていた。


だいぶこいだみたいで、すごく高いところまで揺れている。


顔を見れば、無邪気な子供みたいで、普段のどこか大人っぽい雰囲気は消えていた。


「あ、なる」


私に気付いて、すぐにブランコを止めると、ゆうが近寄ってきた。


ジーンズにシンプルなシャツ。


そういえば、ゆうの私服見るの、初めてかも。


でも、その服装は、すごくゆうっぽくて新鮮な感じよりも、安心感があった。


でも、私は違ったみたいで。


「なんか、私服のなるって変な感じ」


「えっ、変?」
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