友達から恋人になる方法
でも、基本はすごく優しくて話しやすくて安心する。


そんな彼がもちろん友達として、大好き。


「成美、理玖と拓起こしてきて」


リビングで朝ごはんを食べていると、ママが私に言った。


急いで、食べているものを飲み込むと、双子の弟たち理玖と拓の部屋へ足を運んだ。


「理玖、拓、起きて!」


「姉ちゃんかよ。朝からうるせーな」


起き上がったのは、理玖のほう。


「理玖、今日から早起きしないと中学校遅れるんじゃないの?今日、入学式でしょ?」


「あっ。やべ」


こっちは、まだいいほう。
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