友達から恋人になる方法
『悠馬くん!』
中学2年生の頃。
中1の頃に仲良くなった私達は、周りからからわられるほど仲良しだった。
『どうしたの?』
優しい声色で聞いてくれた悠馬くんにふふって、笑った。
そんな頃、私は風邪を引いた。
いつもより、寒気がするなって思ってただけで学校に行った。
なのに、どんどん頭痛がひどくなって、吐き気までしてきた頃、悠馬くんが目の前に現れた。
『ゆう、ま、くん』
そう言った私の声は、弱々しかった。
『大丈夫?』
心配そうに覗き込んでくる彼に私は言った。