友達から恋人になる方法
次の日、私は悩みながら家を出た。


ゆうのこと、悠馬くんって変えた方がいいのかな。


あのとき良くても、月日が経つにつれて嫌になっちゃったのかな。


そんなことばかり考えてため息が止まらなかった。


「成美、帰ろ」


もう、そんな時間かぁ。


1日って、短いな。


「望も、帰ろ」


由依は、望にも声をかけて教室を出て行った。


追いかけると、乃亜さんと話してるゆうがいた。


「悠馬くん、一緒に帰ろうよー」


「ごめん、それは友達と帰るから」


ゆうが、即答すると乃亜さんはムッとして言った。


「尾上成美さんでしょ?あんな子」


「前にも言った。なるの悪口言うなって」


乃亜さんの声を遮って、ゆうは言った。
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