桜花の剣士
「僕は廉太郎(れんたろう)。こっちは僕の双子の妹の凛(りん)。未桜(みおう)お姉ちゃんがお姉さんのこと勝手に連れて来ちゃったんだよね」
「未桜お姉ちゃん?」
流華が首を傾げていると、襖がスッと開いた。そこには先ほど流華を助けてくれた女性と色っぽい雰囲気を漂わせた赤い軍服の女性がいる。
「遅い!いつまで寝てるんだ!」
そう理不尽に怒鳴る未桜に対し、隣の女性が「まあまあ」となだめる。
「この子も突然のことで混乱しているでしょう。私の名前は芽衣(めい)。何かあったら私に言ってね」
そう言われた後、流華は未桜たちに案内されて歩き出す。どうやらここはどこかのお屋敷のようだ。しかし、洋服ではなく和風で流華の知っているお屋敷ではない。
「海斗(かいと)さんがあなたに軍服を渡したいんですって」
芽衣がそう言い、「えっ!?」と流華は口を開ける。
「ど、どういうことですか!?」
「君は我々の仲間にーーー特別な力を持つ剣士となるんだ。悪しき妖怪を倒すために」
「未桜お姉ちゃん?」
流華が首を傾げていると、襖がスッと開いた。そこには先ほど流華を助けてくれた女性と色っぽい雰囲気を漂わせた赤い軍服の女性がいる。
「遅い!いつまで寝てるんだ!」
そう理不尽に怒鳴る未桜に対し、隣の女性が「まあまあ」となだめる。
「この子も突然のことで混乱しているでしょう。私の名前は芽衣(めい)。何かあったら私に言ってね」
そう言われた後、流華は未桜たちに案内されて歩き出す。どうやらここはどこかのお屋敷のようだ。しかし、洋服ではなく和風で流華の知っているお屋敷ではない。
「海斗(かいと)さんがあなたに軍服を渡したいんですって」
芽衣がそう言い、「えっ!?」と流華は口を開ける。
「ど、どういうことですか!?」
「君は我々の仲間にーーー特別な力を持つ剣士となるんだ。悪しき妖怪を倒すために」