癖が抜けないだけ
特に嫌いになった理由はない。
ただ、気づいたら動画を見に行かなくなっていて、気づいたら放送の通知を横にスライドさせてしまっていただけ。
そして、それが癖になっていて。
そのうち見るなんて後回しにしていただけ。
最初はそれだけだった。
些細な事が積み重なってついに思ってしまったのだ。
部屋の棚に綺麗に並べられたグッズになんとなく目が止まって。
「私なんでこんなにお金使ったんだっけ。」
不意にそう思った。思ってしまった。
私の中で何かがストンっと綺麗に片付いた気がした。
今まで無視してきた気持ちをどこかで感じながら目を瞑ってきた言葉をやっと目の当たりにしたんだと思う。
“飽き”
幾度も体験してきたこの感情を初めて憎く思った。申しわけなさでいっぱいになった。
「…ごめんなさい。勝手でごめんなさい。大好きだったの。本当に。沢山支えられたのに。ありがとう。ごめんさい。…いつかこの日がやってくるのは分かっていたけど。それでも、私はあなたをずっと好きでいたかったの。」
答えが返ってくるはずの無いモノにひたすら謝り続けた。
涙が溢れて止まらなくて、足に力が入らなくて、
変わってしまったのは私の方なのに。
そう思った。
ただ、気づいたら動画を見に行かなくなっていて、気づいたら放送の通知を横にスライドさせてしまっていただけ。
そして、それが癖になっていて。
そのうち見るなんて後回しにしていただけ。
最初はそれだけだった。
些細な事が積み重なってついに思ってしまったのだ。
部屋の棚に綺麗に並べられたグッズになんとなく目が止まって。
「私なんでこんなにお金使ったんだっけ。」
不意にそう思った。思ってしまった。
私の中で何かがストンっと綺麗に片付いた気がした。
今まで無視してきた気持ちをどこかで感じながら目を瞑ってきた言葉をやっと目の当たりにしたんだと思う。
“飽き”
幾度も体験してきたこの感情を初めて憎く思った。申しわけなさでいっぱいになった。
「…ごめんなさい。勝手でごめんなさい。大好きだったの。本当に。沢山支えられたのに。ありがとう。ごめんさい。…いつかこの日がやってくるのは分かっていたけど。それでも、私はあなたをずっと好きでいたかったの。」
答えが返ってくるはずの無いモノにひたすら謝り続けた。
涙が溢れて止まらなくて、足に力が入らなくて、
変わってしまったのは私の方なのに。
そう思った。