オレンジ色のお姫様



「妃、はぐれるなよ」


「う、うん...!」


はぐれたら大変...!

と思い、私は繋いだ手にぎゅ、と力を込めた


海世くんはそんな私を優しく微笑みながら見ていて、私も微笑み返す


「妃何食べたい?」

「うーん...あっ、いちごあめ!」


出店を見ながらゆっくり歩いていると、いちごあめの出店が見えてきて声を上げる



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