オレンジ色のお姫様



その瞬間綺麗に着地するはずだった俺の身体はぐらりと揺れて、誰かの上に覆い被さるように落っこちた

落ちる直前視界に入ったのは目を丸くするその彼女の姿で



そして今、キタセンと彼女と共に病院にいるわけで。




「お前な...課題サボった上に2階から飛び降りて人に怪我させるって何考えてんだ!」


病院を後にし、キタセンの車に乗り込むと直ぐにキタセンからのお説教が始まった

まあ、今回は確実に俺が悪い...


まさか下に人がいるなんて思わなかったんだよ...



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