オレンジ色のお姫様



優希ちゃんと小百合ちゃんは慣れた手つきでフレームや背景の指定をしていて、私はわけも分からずキョロキョロと辺りを見渡していた


「準備出来たよ!ほら!男子共早く入って!」


「はいはいー」


小百合ちゃんはそう言って、プリクラのボックスに海世くんとヒロくんを押し込む

それに続くように私達も中に入ると、小さな部屋に1つカメラみたいな物があった



「じゃあ撮るよ!」



小百合ちゃんはそう言うと、中にあった画面をタップして


『にっこり笑って!3.2.1』






カシャッ






< 125 / 214 >

この作品をシェア

pagetop