オレンジ色のお姫様




冷たく、鋭い口調で私の前に立つみっちゃん

隣に立つ海世くんは何か分かってないらしく、キョロキョロと私たち3人を見ていた


その直後、鳴海さんはこう言ったんだ










「もう、陸上はやってないの─────?」



鳴海さんが言ってしまった

私の、最大の秘密



隣で、「え...?」と。

海世くんの少し焦った言葉が聞こえた






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