オレンジ色のお姫様



そんな人から1ヶ月陸上を奪ってしまって


私は完全に被害者なんだけど、何故か申し訳ない気持ちになってしまう


「...ね...銅!」


「へ?」


ふと、私に声をかける声に我に返ると、目の前に安堂くんの整った顔

突如視界に入った安堂くんの顔にビクッと身体を跳ねらせてしまい、安堂くんは不思議そうに首を傾げていた


「さっきから何回も声掛けてたんだけど...

腕痛むか?」


さ、さっきから声掛けてくれてたんだ...


「だ、大丈夫...ごめんね、ぼーっとしてて」


というか、なんで安堂くん校門の前にいるんだろう...?



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