オレンジ色のお姫様
体育祭練習
海世side
────────────────────
妃が鳴海さんという人と話をした、という連絡が入ってから2週間が経った
体育祭を3日後に備えた俺たちは
各種目ごとに朝練を始めていた
俺は100mもけど、対抗リレーは体育祭の中でも特に盛り上がる種目らしいから、そっちに参加することに
「じゃあまず、男女で別れてバトンと練習するか」
朝、7時に学校に着くと、体育委員のヒロが持ってきたバトンで練習をすることになった
「まず右手で受け取って、左手に持ち替える
決まりはないけど、受け取りやすいのはやっぱ利き手のほうだから、左利きの人がいれば変えても良いと思うぞ」
