オレンジ色のお姫様
エピローグ
妃side
──────体育祭後
体育祭が無事に終わり、私と海世くんは2人で、いつもの河原へとお散歩に来ていた
「リレー白熱してたな」
「そうだね」
「楽しかったなあ」と、嬉しそうに笑う海世くんを見て、自然と私の頬も緩む
本当、楽しかった
「海世くん、話があるの」
私がふと、そう言うと
海世くんは私の雰囲気を察したのか、真面目な顔付きに変わる
「私、海世くんに会えて良かった」
私が一言、そう言うと
「なんだよ〜急に...」
と。少し恥ずかしそうに頬をかいた