オレンジ色のお姫様



「俺泣きそう...」


教室に着いた安堂くんは眉を下げながらそう言っていて、その姿に私とみっちゃんは顔を合わせて笑った


教室の中に入ると、数人のクラスメイトがこっちを見ていて


「カイ、おま...マジだったのかよ!?」

「ちょっとカイサイテー!」


など。クラスメイトにもからかわれる安堂くん


「銅さんも災難だったね」

「銅さん大丈夫?」


そして、入学して2ヶ月経っても1度も話したことないクラスメイトにそんな声をかけられた


「だ、だだ大丈夫...です!」


私は突然のことに驚いて噛みまくり、そんなことを言ってしまった



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