オレンジ色のお姫様



安堂くんは「ありがと」と言って笑った

それから電車に乗って、数分、30分くらいの登校時間はあっという間だった


いつもは長く感じるのに安堂くんといると楽しくて直ぐに時間が経ってしまった


校門を通り抜け、下駄箱に着くと


「カイ!彼女出来たって本当!?」


「本当なの!?」


沢山の男女が安堂くんを囲った


私は外に弾き飛ばされてしまって

ど、どうしよう...離れちゃった...




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