オレンジ色のお姫様
1人でオロオロしていると、安堂くんは自分を囲う人たちの間を通り抜け
「ん、ほんと
姫ちゃん彼女だから」
私の隣に立ち、そう言った
彼女という言葉に、再び頬が赤くなるのを感じる
安堂くんの言葉にワァと辺りは騒がしくなって、安堂くんの人気さを身に染みて感じる
「みんなのカイがって感じだけど...姫ちゃんくらい可愛かったら文句言えない〜」
「それね!凸凹だけどお似合い〜!」
どうやら周りは祝福してくれているみたいで、どこからか「おめでとう!」という言葉も聞こえて嬉しくなった