オレンジ色のお姫様



外に出ると、少し遠くから海世くんが歩いているのが見えた

海世くんは私に気付くと軽く手を振って、走ってこっちに向かってきた


「家で待ってて良かったのに」


「外に出たかったの!」



私の言葉に「そう?」と海世くんは笑いながらそう言って、私たちは近くの河原に行くことに


河原に着くと、近くにあったベンチに2人で座る


「部活どうだった?」


「タイム伸びてたよ」


「本当?良かったね!」



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