腹黒幼馴染、天使を捕獲する。
「フ、ハハハハッ!
お前、面白いな。面白すぎる」

「……賢人?」

ああ、もうこの天然鈍感娘が可愛いくて仕方がない。

「……なぁ、もう絶対俺以外の男、家に上げたらダメだぞ。
昨日の男、ここの部屋の前まで来ただろう?
この部屋を知られてしまってる。
また押しかけられる可能性もあるんだ」

一気に青褪める光。

「俺しばらく、ここに居るようにする。
うちは放任だから、問題ない。
お前が心配だ」

「ほ、ホント⁉︎
賢人、本当に居てくれるの?
ありがとう〜‼︎」

そう言って抱きつかれた。
……マジか。
あり得ないくらいチョロい。
チョロすぎるぞ、光。

やっぱりお前は、俺が守らないとダメだ。








こうして、俺たちの新たな関係が始まった。





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