腹黒幼馴染、天使を捕獲する。
「でも、賢人はモテるでしょう?
うちに来ている時以外にも過ごす場所があっても、当然かなって、思ってたから。
平安時代の殿方みたいに。
あ、別にいいのよ?
でも……これからはうちだけにして欲しいかな。」

なんでそういう思考になる?
いやいやいや……
平安時代の殿方⁉︎
通い婚のことか⁉︎
ダメだ。
光の思考がまたぶっ飛び出した。
斜め上どころか、タイムスリップしてるぞ。

「さすがにね、聞いちゃったら、彼女に申し訳なくて、続けるのは無理かな?て思って、今まで確認しなかったから……」

「おい。ちょっと待て。
お前、昨日の俺の話ちゃんと聞いていたか?
最初から俺の本命は天使の姉の方だって言ったよな?
お前、やっと理解したんだよな?」
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