腹黒幼馴染、天使を捕獲する。
坂上先生のお説教
rockabillyに入り、櫂人さんがcloseの札をかけた。にもかかわらず、すぐに店の扉が開いた。
斎叔父さんだった。
櫂人さんからの連絡で、心配して駆けつけてくれたようだ。
江上先輩の様子は……。
さっきとは違い、大人しくなっている。
なんだか項垂れているようだ。
「江上君、今回の見合いのことは希望に添えず悪かったと思う。私も……光に交際相手がいる事を知らなかった。期待をもたせてしまった事は申し訳ない。
ただ、それと、君が承諾も得ず休職届を出して休んでいる事は別だ。教師という責任ある職に就きながら前代未聞の事だ。わかるね?」
「……はい。
申し訳ありません……」
「光のことだけかい?
今までずっと、真面目な君を見てきただけに……もし何か理由があれば聞くよ」
それから、ポツポツと江上先輩は自身の話を始めた。
斎叔父さんだった。
櫂人さんからの連絡で、心配して駆けつけてくれたようだ。
江上先輩の様子は……。
さっきとは違い、大人しくなっている。
なんだか項垂れているようだ。
「江上君、今回の見合いのことは希望に添えず悪かったと思う。私も……光に交際相手がいる事を知らなかった。期待をもたせてしまった事は申し訳ない。
ただ、それと、君が承諾も得ず休職届を出して休んでいる事は別だ。教師という責任ある職に就きながら前代未聞の事だ。わかるね?」
「……はい。
申し訳ありません……」
「光のことだけかい?
今までずっと、真面目な君を見てきただけに……もし何か理由があれば聞くよ」
それから、ポツポツと江上先輩は自身の話を始めた。