腹黒幼馴染、天使を捕獲する。
おまけの結衣子の部屋

〜メグと結衣子先生の推理〜

（光の部屋で女子会後、週明けのお話）


「結衣子先生、どう思います？」

「……なんか、懐かしいお話ね」

「そうなんです！
やっぱりそう思いますよね？
結衣子先生のセフレ事件と同じ匂いがします！」

「……メグちゃん……恥ずかしいからその言い方やめて〜」

姉の背中にキスマークを見つけた後、出来る限り詳しい情報を聞き出そうと、尋問した。
でも、相変わらず呑気な姉からはやはり呑気な回答しか返って来なかった。

パッと見ただけでは数えきれないキスマーク。
あれが独占欲じゃないわけないじゃない！
でも、姉からしたら“いたずら”らしい。
ないから！
あり得ないから‼︎

セフレだと思っているのは姉だけだと思う。
姉に言わせれば『親しいお友達』らしいけど。

週明け、私は早速、保健室で結衣子先生に相談することにした。
久しぶりの《結衣子の部屋》だ。
誰かに聞いて欲しかったのだ。
でも、こういう時は鉄平じゃない。
女子じゃないと！

そういうわけで、今、私の大先輩で未来のお姑さんである、結衣子先生に話を聞いてもらっている。
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