腹黒幼馴染、天使を捕獲する。
「まあ、その頃には江上も落ち着いてるかもな。
結婚して子供がいたりして。
イケメンだから次から次へと来るみたいだし」
そこで何故か櫂人が沈黙した
「俺さ……実は斎に言ってなかったことがある」
「……?
なんだ? 改まって……」
「子供の話が出たからさ。
言おうと思ってたこと、思い出した。
……5年前の事だ。」
「5年前……。お前が結婚した頃か?」
「あぁ。
俺は、結婚するつもりなかったし、子供も一生持つことはないと思ってた。
けど、有希と出逢って結婚を決めた。
有希もそこそこの歳だったから、子供は別にいいかと思ってたんだ。2人で仲良く暮らしていければ。
でも。あいつは違った。
どうしても子供が欲しいと言った。
……言ったんだけど、なかなか授からなくてな。
年齢的な事もあるし、籍を入れてすぐに産婦人科で診てもらったんだ。
すると…問題が見つかった。有希に……。
不妊治療をゆっくり進めるには、やっぱり年齢的に厳しい。それで、一気に体外受精に踏み切ったんだ」
「体外受精……」
「もちろん、体外受精もそう簡単には実を結ばないことはわかってた。身体の負担を考えたら、なるべく最短で根付いて欲しいけど、そればかりはな……。成功するかどうかもわからないし。
そうこうしているうちに、有希の様子がおかしくなった」
結婚して子供がいたりして。
イケメンだから次から次へと来るみたいだし」
そこで何故か櫂人が沈黙した
「俺さ……実は斎に言ってなかったことがある」
「……?
なんだ? 改まって……」
「子供の話が出たからさ。
言おうと思ってたこと、思い出した。
……5年前の事だ。」
「5年前……。お前が結婚した頃か?」
「あぁ。
俺は、結婚するつもりなかったし、子供も一生持つことはないと思ってた。
けど、有希と出逢って結婚を決めた。
有希もそこそこの歳だったから、子供は別にいいかと思ってたんだ。2人で仲良く暮らしていければ。
でも。あいつは違った。
どうしても子供が欲しいと言った。
……言ったんだけど、なかなか授からなくてな。
年齢的な事もあるし、籍を入れてすぐに産婦人科で診てもらったんだ。
すると…問題が見つかった。有希に……。
不妊治療をゆっくり進めるには、やっぱり年齢的に厳しい。それで、一気に体外受精に踏み切ったんだ」
「体外受精……」
「もちろん、体外受精もそう簡単には実を結ばないことはわかってた。身体の負担を考えたら、なるべく最短で根付いて欲しいけど、そればかりはな……。成功するかどうかもわからないし。
そうこうしているうちに、有希の様子がおかしくなった」