腹黒幼馴染、天使を捕獲する。
天使に恋する幼馴染
まさかの再会。
それも結婚式が決まった直後の報告……。
あまりにも突然で、心の準備が全く出来ていなかった。
私、ちゃんと応対出来ていた?
不意打ちはやめてほしい。
あぁ、私、結構ショックを受けてるな……。
もうすっかり初恋から卒業したと思ってた。
でも……大して忘れられてなかったんだ。
言い様のない感情が溢れてきて、とても学校に戻る気になれなかった。
誰もいなくなった大聖堂に戻り、1番後ろの席に座る。
12月も半ばの大聖堂は底冷えがする。
さっきまでは、たくさんの生徒がいたから気にならなかったけれど、誰もいなくなると、冷蔵庫の中に居るみたいだ。
手足の感覚がなくなってきた。
でも、それでもそこを立つ気になれなかった。
まだ無理。
この感情を消化しないと、誰とも会えない……。
思いっきり、声を出して泣いてしまいたかった。
そうして、スッキリ忘れられたら良かったのに。
でも、それは出来ない。
さすがに誰が来るかわからない大聖堂の中だ。
でも耐えれば耐える程、涙が出てくる。
ただ静かに、涙が流れるがままにやり過ごしていた。きっとそのうち渇れるはず。
ギィ…
誰かが来た?
でも今の私は、振り返ることが出来ない。
こんな顔、誰にも見せられない。
「光……」
それも結婚式が決まった直後の報告……。
あまりにも突然で、心の準備が全く出来ていなかった。
私、ちゃんと応対出来ていた?
不意打ちはやめてほしい。
あぁ、私、結構ショックを受けてるな……。
もうすっかり初恋から卒業したと思ってた。
でも……大して忘れられてなかったんだ。
言い様のない感情が溢れてきて、とても学校に戻る気になれなかった。
誰もいなくなった大聖堂に戻り、1番後ろの席に座る。
12月も半ばの大聖堂は底冷えがする。
さっきまでは、たくさんの生徒がいたから気にならなかったけれど、誰もいなくなると、冷蔵庫の中に居るみたいだ。
手足の感覚がなくなってきた。
でも、それでもそこを立つ気になれなかった。
まだ無理。
この感情を消化しないと、誰とも会えない……。
思いっきり、声を出して泣いてしまいたかった。
そうして、スッキリ忘れられたら良かったのに。
でも、それは出来ない。
さすがに誰が来るかわからない大聖堂の中だ。
でも耐えれば耐える程、涙が出てくる。
ただ静かに、涙が流れるがままにやり過ごしていた。きっとそのうち渇れるはず。
ギィ…
誰かが来た?
でも今の私は、振り返ることが出来ない。
こんな顔、誰にも見せられない。
「光……」